我が家には2匹の猫がいます。
1匹はペットショップ、もう1匹は保護猫の譲渡会で連れてきた猫です。
この記事では譲渡会場での雰囲気、譲渡条件、保護猫のトライアウト、先住猫との相性チェックについてまとめました。
これから猫を飼いたいと思っている方、複数飼いを検討されている方、新たに猫を迎え入れようとされている方に少しでも参考になればうれしいです。
東京のある譲渡会場での体験
保護猫を譲渡している団体はいくつもあります。
東京にある譲渡会場を、何か所か覗いてみました。
その中の一つにねこざんまいという団体があり、そこで気になる子たちがいました。
そこは学校の教室くらいの広さでしょうか? 猫ちゃんたちがケージに入って並べて置かれています。
コロナ禍前だったこともあり、たくさんの人たちでにぎわっていました。
スタッフさんが丁寧に熱心に説明してくれます。
そして3匹の子猫を見つけて、私たち家族はそこにくぎ付けになりました。
会場内の猫たちの中でも一番小さい子猫たちでした。
赤い首輪を付けているのが女の子。他の2匹は男の子です。
スタッフさんと3匹について、いろいろと話をすることが出来ました。
譲渡に至るにはいくつかの条件があるのですが、うちがその条件を満たしていると判断されたのでしょうか?
スタッフさんからこんな一言が。
「是非トライアウトしてみませんか?」
そして話はトントン拍子に進みます。
本当なら3匹一緒に引き取りたいですが、さすがに無理でした。
経済的なことはもちろん、うちには先住猫もいます。
3匹のうち1匹だけウイルス検査済の子をトライアウトすることに決めたのです。
保護猫トライアウトの目的
トライアウトの主な目的は2つです。
- 先住猫との相性を見ること
- 譲渡条件を満たすことが出来ているかをチェックする
先住猫がいる場合は、相性が合うかどうか見極めることが重要です。
また譲渡条件が満たされているかチェックすることになります。
譲渡団体によって条件は変わってきます。
団体を複数見ましたが、譲渡条件が厳しい団体ほど、猫に対してしっかりとした考えがあるように感じました。
保護猫の譲渡条件
ねこざんまいでの主な譲渡する条件は次の通りです。
- 最後まで一緒に暮らすこと
- 室内で飼うこと
- 脱走防止策をすること
ほかにも何項目かあるので、ねこざんまいのHPでご確認ください。
保護猫トライアウト 先住猫との相性は?
トライアウトの日、スタッフに連れられて保護猫が我が家に来ました!
あらかじめ準備していたケージに入れて、そこから出さないように念を押されました。
先住猫との距離を徐々に詰めていくのです。
先住猫が遠巻きから興味深そうにしてケージ内の保護猫を見ています。
保護猫は出してほしいのか、ニャーニャーと鳴いています。
ある時、先住猫がその鳴き声を「うるさい!」とでも言うように「シャー!」と一喝。
すると保護猫はピタッと鳴きやんで眠りにつきました。すごいっ!
先住猫のあんな「シャー!」を見るのは初めてでビックリです(◎_◎;)
と同時にまだ保護猫を出すことは出来ないなと感じました。

先住猫の「シャー!」初めて聞いた!
ですが何日かすると、こんなシーンも
画質が良くないのですが、ケージ内の保護猫を、恐る恐る触ってみる先住猫です。
こうして少しずつ距離を詰めていく先住猫でした。
トライアウト開始から1週間、少しずつケージから出していいとのことで、まずは先住猫が寝ている時を狙って保護猫を出してみました。
保護猫は嬉しそうに、ところかまわず駆けずり回ります。
そして、先住猫を見ると嬉しそうに追っていきます。
あまりしつこくされると、「シャー!」と威嚇することもありますが、徐々に慣れてきているよう。
ねこざんまいのスタッフさんによると、一番良くないパターンは先住猫が隠れてしまうパターンだそうです。
先住猫の心身に支障が出る場合は、トライアウト失敗に終わってしまうとか。
保護猫を迎えるための脱走防止策
トライアウトまでにしなければならない準備があります。
条件の一つである脱走防止策を施すことです。
ねこざんまいの譲渡条件の中に、完全室内飼いと脱走防止策がしっかりしていることがあります。
玄関の脱走防止策
我が家には保護猫を迎える以前から、玄関の内側に仕切りを設けて脱走防止を図っていました。

出窓の脱走防止策

百均で買ってきた格子状の網で窓を覆いました。
出窓付近は好きな場所なので、板を引いて猫が乗れるようにしてあります。
ベランダの脱走防止策
業者に頼んで庭に仕切りを付けてもらい、猫が外に出られるようにしました。

- 猫は外が好きなので出してあげたい
- ベランダの開け閉めのたびに、脱走しないか気を遣わなくていいから
- 防犯上にも良いと思ったから

特に防犯上のことを考えることで、柵の設置に思い切れました。

うっかり外に出てしまうといった心配はなくなりました。
しかし庭から仕切りを見ると、まるで動物園みたいです(^^;
保護猫を飼うには まとめ
各譲渡会によって、譲渡条件は様々です。
保護猫譲渡の場合は、誰にでも譲渡するということではないようですので、各譲渡会でよくお話を聞いていただいた方が良いです。
猫を迎えるにも多少なりとも準備が必要なんですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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